商標など知的財産権を調べる
Amazonで販売をしていたら、商標権や意匠権の侵害でカタログを消されてしまった!そんな経験ありますが?
知識がないと、知らず知らずのうちにコピー商品を扱ってしまうことがあります。
最悪の場合はアカウントが消されてしまうので、そうならないよう商品を仕入れる際には必ずチェックをしておきましょう。
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知的財産検索の鉄板サイト「J-PlatPat」
調べると言っても、実際はどうしたらいいのでしょうか?
弁理士に頼むというやり方もありますが、値段も時間もかかってしまいます。
今回は特許庁が公開している無料の知的財産権データベース「J-platPat」を使う方法を紹介します。
誰でも簡単に検索できる上、最大級の情報規模を誇りますのでぜひ有効活用していきましょう。
J-PlatPatの使い方
検索する文字列を見つける
まずは検索するための文字列を探します。
仕入れる商品にロゴが付いている場合は、それ自体に商標が付いているケースがあります。
もしくははロゴを保有している会社が意匠権などを持っている場合もあるので、ロゴの文字列をGoogleなどで検索しましょう。そうすると製造元や販売会社の会社名が出てくるので、それらのキーワードもチェックしておきます。
ロゴがなくても知的財産権(特に意匠権)がついている場合があります。
例えば下のような本型ランプを販売していたところ、Amazonから「意匠権侵害」の通知とともに、商品が出品停止になりました。
ドラマ「逃げ恥」で流行ったライトですから、制作元から申請があったのでしょう。
画像検索や商品名で検索をすると、制作元の情報が出てくるときがあります。
少々見つけ辛いですが、できる限り調査をしておきましょう。
キーワードが見つかったら
商標の調べ方
まずは商標について調べてみましょう。
「商標を探す」を選択し、先ほどのキーワードを入力して検索ボタンを押すと簡単に出てきます。
例えばWTAのロゴである「BEATON JAPAN」は、「BEATON」や「ビートン」で検索すると出て来ます。
しかし、カタカナ読みが登録されていなかったり、逆にアルファベットが登録されていないケースもありますので、網羅的に調べるようにしましょう。
「登録番号」と「出願番号」がありますが、出願番号のみ記載されている場合はまだ商標権は発生していません。
また、画面の下部にはその商標の登録区分が記載されています。
商標が登録されていても、仕入れをしようとしている商品グループは適応外であることもあるので、しっかり目を通しましょう。
その他の知的財産権について
特許・実用新案でも同じように検索ができます。
ただし、意匠権だけはアルファベットを入力するとエラーになります。そのためひらがな、カタカナ、漢字で入力する必要があります。「BEATON」であれば「ビートンジャパン」「ビイトンジャパン」など、考えられる文字列全てを入れないといけないので、少々面倒です。
なお、権利が登録されてからJ-PlatPatで表示されるようになるまでは、出願が受理されてから1〜2ヶ月程度が必要です。そのため直近に出願された登録出願商標は発見できないので、完璧というわけではありません。
商標・意匠・特許などを調べる鉄板サイトまとめ
素人でもある程度は知的財産権を調べられることがわかりました。
これをやれば完璧というわけではありませんが、やっていて損はないので必ずチェックしてから売りに出すようにしましょうね。