Amazonでの経費削減
「800円ぐらいの商品が増えてるような…」
そう感じたことはありませんか?
Amazonでは、2017年の11月頃から「小型軽量便」というサービスが始まりました。
簡単に言うと、小さくて軽いものはFBAの送料が安くなるというサービスです。
うまく使えば経費を抑えて、利益率をぐっと上げることができるので、まずは内容をチェックしていきましょう!
FBA小型・軽量プログラムとは?
FBA小型・軽量プログラム概要
[box class=”blue_box” title=”Amazon公式ページより”]FBA小型・軽量商品プログラムは、メール便サイズで低単価な商品に適したFBAの新しいプログラムです。
本プログラムをご利用いただくと、通常よりも低価格な手数料でFBAをご利用頂くことができ、かつ購入者の購入利便性を高めるため、利益率と購買率の両方を高めることが期待できます。[/box]
キーポイントになるのは、「メール便サイズ」と「低単価」ですね。
この辺りをより詳しく解説していきます!
メリット
配送料が安い
何と言っても通常の小型便よりもFBA手数料が安くすみませす。
図にするとこんな感じです。
通常の小型便は245円なので、商品の大きさによっては100円以上安くなっています。
たかが100円と思うかもしれませんが、小型の商品は単価が安いものが多いため、利益率は大きくUPします。
「あわせ買い対象商品」にならない
低単価商品は「あわせ買い対象商品」になる場合があります。これは1回の買物の合計が2,000円以上になると送料無料になるというシステムです。
逆に言えば2000円以上買わないと送料がかかるので、売上が落ちる傾向にあります。
しかしこの小型・軽量商品プログラムはこの対象から外れるため、1点からでも送料無料で販売することができます。
FBA小型・軽量商品プログラムのデメリット
配送の選択肢が少ない
基本的には通常のFBAと同じ条件で使えるのですが、当日お急ぎ便やお届け日時指定便の利用ができません。
配送方法が「メール便」に限定されているからですね。
納品が少々大変
後ほど記述しますが、通常のFBA納品より梱包要件が増えています。
大したデメリットではないですが、少し手間がかかります。
対象商品
メリットの多い小型・軽量便ですが、どういった商品が対象となるのでしょうか?
- 商品重量が950g以下
- 商品サイズが2.3×23.5×30.0㎝以下、もしくは3.3×17.0×20.0㎝以下
- 販売価格が800円以下
- 過去4週間で25個以上の販売実績
ポイントは販売単価ですね。
単価の高い商品は対象外となりますので、付加価値の高い商品には向いていません。
仕入れ価格や送料が安く、定期的に買ってもらえる消耗品などが適しています(靴下、雑巾など)
なお、新規出品の場合は実績がなくても小型軽量便に登録できます。
利用方法
対象商品だとしても、勝手に登録してくれるわけではありません。
商品をFBAに納品する際に手続きが必要です。
事前準備
対象となる商品のFBA在庫を「0」にしておきます。
また、商品の重量やサイズなどの必須項目を入力しておきましょう
登録手順
まず、登録画面を呼び出します。
セラーセントラルのヘルプページで「小型軽量便」と検索してもいいですし、以下のリンクからアクセスもできます。
「テンプレートをダウンロード」からエクセルファイルをダウンロードします。
エクセルの一番左に、小型軽量便にしたい商品のSKU(ASINではありません)を入れて保存します。
※他のメニューやシートはいじらないように!
セラーセントラルの画面に戻り、「ファイルを選択」をクリックし、先ほどのエクセルファイルを選択します。
チェックボックスをONにし、「今すぐアップロード」をクリックすると数分で処理が完了します。
登録がに成功するとメールが届きます。
これで登録は完了です。
FBAへの納品梱包について
小型軽量便の納品は、通常のFBA納品と違うところがあるので注意しましょう。
数量制限
1回の納品で1ASINあたり最低24個以上の納品が必要です。
バリエーションがある場合でもそれぞれにこの要件が適応されます。
梱包に一手間かかる
いくつかの商品をまとめて納品する際、商品ごとに透明のビニール袋でまとめる必要があります。
色違いなどのバリエーション商品でも同様です。
Amazonで経費を抑えて利益率up まとめ
単価の上限があるので、そこまで大きな利益を出すことはできません。
ただし価格が安くなる分購買率は高くなるので、コンバージョンや露出は上げやすいとも言えます。
バリエーションごとに設定が可能なので、小さな商品(靴下など)を単品を小型軽量便で出して客寄せとして使い、利益の出るセット売り商品を一緒に出すなどもいいかもしれませんね。
輸入経費をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考にしてみてください